方針

そんな時には「疲れたね、歩いてもいいよ」と声をかけます。
大切なのは立ち止まらないこと。ストップしてしまったら全てが終わってしまうのです。もう一度考えてみてください。
大切なことは自身でゴールテープを切ることなんです。この時点でもまだまだ先のゴールテープは見えないかもしれません。でも確実に言えることはさっきよりはゴールに近づいているということ。

また他人のペースはついつい気になるもの。目の前を走っている人の速さが気になります。無理やりその人のペースに合わせてみても所詮ついてはいけません。いつの間にかそっと自分を抜き去っていく人もいます。
「クソッ！」と思うかもしれません。

そんな時には「他人と競争しなくていいよ」と声をかけます。
いいじゃないですか。大切なことはなんでしたか？そう、ゴールテープを自身の力で切ることでしたよね。人のことはいいんです。
他人のことは気にしない。これには目標達成のためにマイペース維持の重要性が含まれていると同時に、人間という生き物が幸福に生きていくための哲学も含まれているかもしれません。
妬み嫉みから幸せ感は生まれてきませんから。

皆さんは、実際のマラソン大会に盲目のランナーがたくさん参加されているのをご存じですか？その方々には必ず伴走者が付きます。
そして無事にゴールへと誘導します。仮に皆さんが盲目のランナーであったとしても、私たちは事故のないように確実にゴールまでお連れします。

また、大きなマラソン大会には参加選手とは別に先頭を走る「ペースメーカー」と呼ばれる人がいるのを見たことがありますか？一見参加選手と間違えてしまいますが、ゼッケンも異なり参加選手ではありません。
役割として、例えば1㎞を3分30秒で走るように指定されると、彼らはそのペースで選手を引っ張っていきます。選手たちはペースメーカーについていけば自動的にそのペースが保たれるため、自分で時計を気にすることなどなく精神的に楽でもあります。

要するに、そのレースに参加している注目選手や優勝候補といわれているランナーに好タイムを出させるためにいるというワケです。皆さんの目標は多岐に渡ります。
ある目標を限られた時間の中で達成したいと思っている方や、どんどん引っ張ってくれればついていける、または引っ張っていってほしいと望む方には「ペースメーカー」にもなります。

最後に、ある時は「伴走者」に、またある時は「ペースメーカー」になる中山学習センターですが、どちらであっても共通しておかけする言葉があります。

それは「あきらめたら終わりだよ」
人間、たとえ負けても終わりにはなりません。リセットボタンを押せば、現代は仕切り直しができる社会です。目標を達成せるために常にお隣にいて励まし続ける中山学習センターです。